日本の夏は、湿度が高いので、むし暑くてやりきれません。
これが小笠原気団の特徴、すなわち私達の感じる夏の特徴です。
温度の高い時も、湿度の高い時も、同じように身体はやりきれない暑さと不快感を感じます。
暑さというのは、ほとんど気温の高さで決まりますが、身体に感じる温度は気温通りではありません。
この身体で感じる温度のことをを「体感温度」といいます。
気温が30℃を越えると、湿度が10%多くなるごとにこの体感温度は約1℃づつ高くなります。
(個人差があります)
また体感温度は風によっても左右されます。
だいたい風速毎秒1m増すごとに約1℃体感温度は減少します。このように身体が感ずる温度は、
気温・湿度・風に左右されます。
この三要素の中から気温と湿度を組合わせて暑さの程度の見当をつけようとするのが不快指数です。
(1)不快指数の見方
不快指数の値により、普通次のように感じます。
不快指数は次式で求めることが出来ます。
不快指数式
不快指数=0.72×(気温十湿球温度)+40.6
(2)不快指数計の利用
針が65~75に入っていれば不快を感じません。
65以下の時は暖房器具で室内を暖めます。
75以上の時には冷房器具で冷やします。その場合健康・美容上、湿度が下がり過ぎないよう加湿器など使用し、60%前後に保って下さい。湿度の不快指数への影響は、同温度の時、湿度30%~90%までの変化に対して不快指数は4~5です。
主に温度を調節し、不快指数が70近くなるように、お部屋を調整して下さい。

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